2024.12.14
Adobe Camera Raw β版で利用可能な…
Adobe Photoshop(またはAdobe Bridge)で機能する…
窓の反射や写り込みを除去できるプラグイン「Reflection Removal tool」が発表された…。
Adobe Blog: https://blog.adobe.com/en/publish/2024/12/12/removing-window-reflections-adobe-camera-raw
↑をみると…すご〜く便利そうですが…臨場感や背景にあるストーリーまでなくなっちゃう気がするなぁ…
現時点では…
RAW =デジタルカメラやスキャナーで記録したまんまの未加工・非圧縮 or 低圧縮率画像(拡張子…DNG・CR2・ARW・ProRAW 等)
でしか…機能しないみたいですね…

Adobe「Reflection Removal tool」とは
窓越しに撮影した写真から反射を除去するための新しいAI駆動のツールです。この機能は、Adobe Camera Rawプラグインのテクノロジープレビューとして利用可能で、Adobe PhotoshopやAdobe Bridgeのユーザーが試すことができます。Adobe Lightroomでも近日中にサポートされる予定です。
ツールの機能と仕組み
- AI技術の活用: このツールは、AdobeのAI技術「Adobe Sensei」を利用しており、反射とその背後にある被写体を分離することができます。Adobeは、数千の反射のない写真を使用してAIモデルを訓練し、反射をシミュレートした合成画像を作成しました。このプロセスを通じて、AIは元の画像を予測する能力を向上させています。
- 使用方法: ユーザーは、RAW形式の写真をAdobe BridgeまたはPhotoshopにインポートし、設定メニューから「新しいAI設定」を有効にする必要があります。その後、Removeパネル内のDistraction RemovalセクションからReflection Removalツールを選択することで、反射を除去できます。
- 適用範囲: 現在、このツールは主に大きな窓の反射に効果的であり、小さな反射や遠くの窓の反射には対応していません。また、夜景や複雑なシーンでは効果が限定的であることが報告されています。
ユーザーの反応と今後の展望
初期のテストでは、ツールは反射を効果的に除去することができる一方で、時には画像の一部を過剰に削除してしまうこともあるとされています。ユーザーは、特に建築写真や観光写真において、このツールが非常に有用であると評価しています。
Adobeは、このツールが初期段階であることを認識しており、今後の改善に向けてフィードバックを求めています。将来的には、JPEGやHEIC形式の画像にも対応する予定です。
このように、AdobeのReflection Removal toolは、写真編集の新たな可能性を提供する革新的なツールとして注目されています。
by Felo
