2024.07.02
多くの企業で…70歳までの定年延長制度の導入が始まっている…。
厚生労働省の調査によると…
2022年4月時点で約29.7%の企業が70歳までの雇用機会確保措置を導入とのこと…。
60代の「チカラ」が求められている…!


近年、少子高齢化や働き方改革の影響もあり、企業における60代の求人ニーズは高まっています。厚生労働省の調査によると、2022年における65歳以上の労働力人口は867万人で、前年比10万人増加しています。また、求人広告において60歳以上の募集要件を明記している案件も増加傾向にあり、2023年には前年比14.2%増となっています。
では、企業は60代にどのような人材を求めているのでしょうか?主に以下の3つのニーズが挙げられます。
1. 豊富な経験と専門知識
60代は、長年のキャリアを通じて培ってきた豊富な経験と専門知識を持っています。特に、これまで培ってきた専門知識は、後進の指導や新規事業の立ち上げなどに活かすことができます。
2. コミュニケーション能力と人間力
60代は、これまで様々な人と接してきた経験から、高いコミュニケーション能力と人間力を持っています。また、年齢を重ねることで培われる包容力や寛容さは、チームワークを促進したり、顧客との良好な関係を築いたりするのに役立ちます。
3. 柔軟性と適応力
近年、ビジネスを取り巻く環境は急速に変化しています。60代は、変化に柔軟に対応し、新しい知識やスキルを習得する適応力を持っています。
60代が活躍できる業種・職種
60代の経験やスキルが活かせる業種・職種は様々です。以下に、いくつか例を挙げます。
- コンサルティング:豊富な経験と専門知識を活かして、企業の経営課題解決を支援する仕事
- 医療・介護:長年の経験と知識を活かして、高齢者や障がい者への支援を行う仕事
- 金融・保険:金融商品に関する知識や顧客対応の経験を活かして、顧客の資産形成やリスク管理を支援する仕事
- 教育・人材育成:これまで培ってきた知識や経験を活かして、後進の指導や教育を行う仕事
- IT:プログラミングスキルやシステム開発の経験を活かして、IT関連の仕事に従事する
まとめ
60代は、豊富な経験と専門知識、コミュニケーション能力、人間力、柔軟性と適応力など、様々な強みを持つ人材です。企業にとっても、60代のこれらの強みを活かすことは、大きなメリットとなります。今後は、企業における60代の活躍がますます進むことが期待されます。
参考
- 厚生労働省「令和4年(2022年)労働力調査」
- リクルートワークス研究所「40代後半~60代前半の働く価値観調査 ~人生100年時代、自分らしいキャリアを歩むためのヒント~」
- ジェイエイ・エス「60代求人増加! いま企業が求める60代3つの強みとは」
- 厚生労働省 高年齢者雇用安定法:https://jsite.mhlw.go.jp/tokyo-roudoukyoku/var/rev0/0145/7995/20131212143349.pdf
- 日本経済新聞 2024年7月1日記事「明治安田生命 27年度から定年70歳へ シニア人材重視広がるか」:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20231223/k10014297501000.html
- リクナビNEXT 2023年11月14日記事「【最新】70歳定年企業リスト2024年版! 導入状況や制度内容も」:https://next.rikunabi.com/kw%92%86%8D%82%94N+%83V%83j%83A/
by Gemini